木内家の酒造りと人々の繋がり
木内酒造の創業は 1823 年 ( 文政 6 年 ) の江戸末期に遡ります。
木内家は庄屋として水戸藩に年貢米を上納していましたが、
その余剰分から酒を醸造し販売したのが木内酒造のはじまりです。
木内家とは縁戚関係にあった幕末の思想家藤田東湖等との交流により、
酒は「菊盛」と名付けられました。
以来 200 年以上、木内酒造の中心的な役割をになってきた木内家の母屋の襖には、
東湖が好んだ唐の詩人・杜甫の「飲中八仙歌」が揮毫され、
のちの火災で消失するも、東湖の甥・丹誠によって復刻されています。
restaurant「母屋」では、この長い歴史の中で、
人々の繋がりの場でもあった木内家の母屋をリノベーションし、
新しくもどこか懐かしい、日本の建築技術と美しさを感じる空間に皆様をお迎えし、
地域に根付いた食と酒をゆったりとお愉しみいただけます。
常陸野の食 × 発酵
「母屋」では、木内酒造の祖業である日本酒をメインに、
希少な古酒や、新しい挑戦から生まれた革新的な酒の他、
国産原料を取り入れた「日の丸ウイスキー」や「常陸野ネストビール」
などを取り揃え、それぞれの酒にあったお食事とのペアリングをお愉しみいただけます。
食材は厳選した茨城県産の銘柄豚や、季節の魚介類、
常陸野の大地で育つ旬の野菜を取り入れたコース料理をご用意し、
料理人が目の前で仕上げるパフォーマンスもご覧いただけます。
装いを新たに生まれ変わった「母屋」で体験する、
食と酒、地域との繋がりをご堪能ください。