日本酒はその土地で育まれた素材と気候風土、そして醸す人の手によって生まれます。
この世に同じ酒はありません。
常陸野の豊かな地下水と、大切に育てられた酒米、この地で受け継がれる技をもった杜氏や蔵人の想い。
すべて合わさったものが、唯一無二、木内酒造の酒「菊盛」です。

酒米

木内酒造がこだわるのは全量純米酒。酒の品質を決定する最大の要因は酒米です。酒造りは、農業の延長と言っても過言ではありません。木内酒造は、高品位の材料をたくさん仕入れるために、農家の方々や農協の皆さまにご協力いただき、木内酒造の酒米を特別に契約栽培しています。

[茨城県那珂市 叶屋商店]
木内酒造のかねてからの望み。それはここ常陸野で育てた山田錦で清酒菊盛を醸すことでした。その願いは叶屋商店・海野敦之さんを中心とした米農家の方々の協力により遂に実現しました。

[兵庫県加西市 木内酒造酒米生産団体]
山田錦の本場、兵庫県加西市で亀尾洋三さんを中心とした5名の農家の方々がEM菌を使用した有機農法で山田錦を栽培しています。

[茨城県瓜連町酒米研究会]
完全無農薬による有機栽培の美山錦、五百万石、若水等の栽培をしています。

[茨城県御前山酒米研究会]
茨城県で最初に酒米を栽培。山間の農地で本場長野産のものに負けない美山錦を栽培しています。

酵母

酒の香りは酵母がつくり出します。木内酒造では自社で独自の酵母を研究開発。大吟醸には華やかな香りの酵母を、味わい重視の純米酒にはどっしりとした深い風味の酵母を使用しています。

菊盛を支えている水は、酒蔵内の井戸から湧き出る地下水。 この水は発酵を阻害する鉄分・有機物などを含まない中硬水に近い軟水です。酒蔵より1キロ程東に酒井出(さかいで)という地名があり、ここは万葉の昔、井戸から酒が湧き出たという伝説のある場所です。木内酒造の所在する那珂台地は、東に鮎で有名な久慈川、西に鮭で有名な那珂川に挟まれた水と緑の豊かな地。きっと昔から良質の水が湧き、その水で美味しい酒が醸造されていたのでしょう。

伝統の南部杜氏の技を受け継ぐ木内酒造では、近年若い感性と独自の醸造理論をもつ自社の杜氏により菊盛を醸しています。伝統と進取の精神の融合により、常識にとらわれない新たな取組みにも挑戦。世界で愛される日本酒をめざし、日々、試行錯誤を重ねています。木内酒造の杜氏・蔵人たちは、夢も醸しているのです。


20歳未満の飲酒は法律で禁止されています。