豊かな常陸野の大地とともに
心に響く、本物の酒造りを求めて
200年受け継ぎ、技を磨き
自分たちが本当に美味しいと思える酒を
まっすぐに造り続ける
文政六年(1823年)、常陸の国那珂郡鴻巣村の庄屋であった木内儀兵衛が酒づくりを始めました。
当時、木内家は地の庄屋として周辺の農家の米を年貢米として水戸藩へ上納していました。
儀兵衛は年貢米の余りを蔵にしまっておくより、酒に加工し販売することを考え、交流のあった会津商人より酒造りの道具を買い入れ酒造りを始めました。
1823年 木内儀兵衛により創業
1996年 「常陸野ネストビール」を発売
2006年 飲食事業に参入
2007年 「木内梅酒」を発売
2016年 ウイスキー事業へ参入
2022年 「日の丸ウイスキー」「日の丸ジン 蔵風土」を発売
私たちは、常陸野の風土に根付いた酒造りを大切にしています。
酒造りには、その土地の農業と共に歩んできた歴史があります。
これからもこの土地を守り、育んでいくために私たちが出来ることを一歩ずつ
土地の恵み、人々への感謝を忘れずに、私たちは歩み続けます。
茨城県は昭和初期の時代、ビール麦の国内有数の生産地でありました。
2010年、私たちは那珂市の耕作放棄地を用い、これを活用することは出来ないかと考え、地元生産者グループと協力して日本生れのビール麦「金子ゴールデン」の栽培に成功しました。
古より夏にビール麦を収穫した後の裏作には、秋蕎麦が栽培されてきた歴史がありました。
畑の養分を必要とする「麦」と、痩せた土地に適する「蕎麦」はお互いが助け合う先人たちの知恵です。
私たちは金子ゴールデンを収穫したあとの畑に、茨城県のブランド品種「常陸秋そば」を栽培し、
収穫した蕎麦は酒蔵を改装した蕎麦屋「な嘉屋」で手打ち蕎麦としてお召がりいただけます。
常陸野ネストビールを製造する過程で、本来廃棄するしかなかった残しビール酵母を蒸溜し、風味豊かなスピリッツを造り、茨城県産の梅の実を漬け込みました。
そうして生まれたのがビールスピリッツの風味が爽やかな「木内梅酒」です。
またビールの麦汁を濾過したあとの麦芽粕を、茨城県のブランド牛である「常陸牛」や豚の飼料として提供し、その牛や豚を買い取り自社の飲食店でフードとして提供しています。
2023年には石岡市の八郷蒸溜所敷地内に、「常陸野ハム BARREL SMOKE」の工房を開業し、ブランド豚を用いた生ハムやソーセージの提供も本格的にスタートしました。
木内酒造は、酒造りと食を通して地域とつながり、持続可能な環境への取り組みを心がけ、これからも一歩ずつ歩み、未来に繋げてゆきます。
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